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平日の昼間、母の車いす押して役所に来た小中の姉妹 その姿に職員は

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畑山敦子
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 大人に代わって家族の世話や家事をする子どもを支援する動きが、一部の自治体で始まっている。「ヤングケアラー」と呼ばれるこうした子どもたちの困難を見過ごさず、どのようにサポートを届けるか。子どもの視点に立った取り組みを進めようと、現場は模索している。

窓口で母に対応 付き添う子どもに気づいた

 神戸市は全国に先駆けて、18歳未満のヤングケアラーと20代までの若者ケアラーを専門的に支援する「こども若者ケアラー相談支援窓口」を、6月に開設した。

 開設後まもなく、市内の区役所で障害福祉を担当する職員から電話が入った。

 「平日の昼間に相談に来た母親に、中学生と小学生の姉妹が付き添っていた。もしかして学校に行っていないのでは?」。中学生の姉が母親の車いすを、小学生の妹は乳児が乗るバギーを押していたという。

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